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Call My Name 3

唐突に告げられたその言葉に僕は驚いてしまった。


Call My Name 3





「申し訳ないのですが今日、遥はそちらに行けそうにありません。」
唐突に告げられたその言葉に僕は驚いてしまった。
「えっ、どういうことですか?」
「詳しい話はまた本人から聞いて頂ければ…
 とりあえず今日のお約束は申し訳ないのですが
 キャンセルということで。」
母親は一方的にそこまで話し終わると軽く挨拶をして電話を切ってしまった。
僕は突然のことで頭が真っ白になってしまったが
よほどの用事でも出来たのだろう、そう自分を納得させ帰途についた。


翌日の朝早く、彼女から電話があった。
「昨日は本当にごめんね。」
「お母さんから電話もらったよ、びっくりした。」
「びっくりさせたよね…」
「何があったの?」
「いやー、そんな大したことじゃないからまた会った時に話すよ!
 優一くん今日は予定空いてる?」
「うん、空いてる、て冬休みだからね。毎日暇ですよ。」
「やったー。じゃあ今日また改札口で!11時半に!」
「わかった、今から用意するわ。」
「今日は必ず行くわ、ごめんね。」
電話口で彼女は笑っていた。
電話を切った僕はシャワーを浴びて髪を整え服を着替えた。
今日は黒いバーバリーのファーがついたダウンコートと
ダメージ加工が施された日本製のジーンズをはくことにした。
皮の長財布と携帯電話だけをジーンズのポケットに入れて家を出た。

その日彼女は待ち合わせ時間ぴったりにやってきた。
今日は珍しく白いシャツにジーンズをはき黒いコートを羽織っていた。
髪も高い位置でひとつに結わえている。
やっぱり靴はいつも通りピンヒールのパンプスだったけど。
顔を見るなり昨日のことを問い詰める僕に
「とりあえずご飯でも食べようよ。」
と言って彼女は僕の手を取り駅ビルの小さなカフェに入って行った。
僕はトマトソースのスパゲティ、彼女は珍しくオムライスを注文した。
いつも米より麺だ!とかって、日本人らしくないことを言っていたのに。

オムライスをたどたどしくスプーンですくいながら彼女は口を開いた。
「昨日ね、電車に乗れなかったの。」
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  1. 2010/03/02(火) 02:53:23|
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